非常勤・パート職員の研修計画|出勤日がそろわない現場での届け方と記録
出勤日がそろわない職員に、研修はどう届いているか
月1回の研修日を決めても、週2日勤務の職員はその日に出勤していないことがあります。早番だけの人、土日だけの人、月に数回しか入らない人。事業所全体の勤務パターンを見渡すと、全員がそろう日は実はほとんどないという事業所も多いのではないでしょうか。
常勤職員向けに研修を組み、非常勤・パート職員には「後で資料を読んでおいてください」で終わらせてしまうと、実際に読んだかどうかも分からず、内容の理解にも差が出ます。感染対策や身体拘束適正化のように全職員が対象になる研修ほど、この「届かない」問題が起きやすいところです。
管理者や教育担当としては、研修そのものより「誰に届いていて、誰に届いていないか」を把握することの方が悩ましいという声もよく聞きます。出勤していない職員に催促のメッセージを送っても、既読になったかどうかも曖昧なまま時間だけが過ぎていく、という状態です。
すきま時間で読み終えられる研修という選択肢
集合研修を複数回開くのは、講師の確保も会場の調整も負担が大きく、非常勤・パート職員のためだけに何度も同じ内容を繰り返すのは現実的ではありません。かといって紙の資料を配るだけでは、読んだかどうかの確認が取りにくく、内容も一方通行になりがちです。
こうした場面で使いやすいのが、読むかたちのeラーニングです。福ひろばラーニングは、7分で読み終わるコースを中心に構成しており、出勤した日の休憩時間や、更衣室での着替え前後といったすきま時間でも受講が完結します。スマートフォンからも見られるため、事業所のパソコンの前に座らなくても、自分のタイミングで進められます。
出勤日がそろわない職員にとって大事なのは「全員が同じ日に集まること」ではなく「それぞれの出勤日に受講が完了していること」です。月に1回しか出勤しない人でも、その日の合間に7分あれば1コース終えられるという前提があると、研修計画そのものが立てやすくなります。常勤職員は集合研修、非常勤・パート職員は個別に受講してもらう、という組み合わせにしている事業所もあります。
誰がいつ受けたかを、どう記録に残すか
研修を届けることと同じくらい大事なのが、受講記録です。実地指導や監査で研修の実施記録を求められた際、「誰が」「いつ」「どの内容を」受けたかを一覧で示せるかどうかは、担当者が変わっても引き継げる仕組みになっているかどうかにかかっています。
非常勤・パート職員が多い事業所では、紙の受講サインだけで管理しようとすると、出勤日がずれるたびに記録が抜け落ちやすくなります。誰がまだ受けていないかを把握するために、名簿とにらめっこしながら手作業で突き合わせている担当者の方も少なくないと思います。
受講記録が自動で残る仕組みを使うと、この突き合わせの手間がかなり減ります。誰が受講済みで誰が未受講かをリストで確認できれば、出勤したタイミングで声をかけるべき相手がすぐに分かります。処遇改善加算のキャリアパス要件など、研修計画と実施記録の整合性が問われる場面でも、受講日と対象者が記録として残っていることが土台になります。
記録を残す目的は、監査対策のためだけではありません。誰が何を学んだかが分かっていれば、次に同じ研修を組むときに、対象者を絞り込んだり、理解度に応じて内容を調整したりする材料にもなります。記録は作って終わりではなく、次の研修計画に生かすためのものとして位置づけると、担当者の負担感も少し変わってくるのではないでしょうか。
まとめ
出勤日がそろわない非常勤・パート職員への研修は、集合日を増やすよりも、すきま時間で受講できる形と、受講状況が一覧で分かる記録の両方をそろえることが現実的な近道です。届いたかどうかが見える仕組みがあれば、担当者が変わっても研修は途切れずに続きます。まずは自事業所の非常勤・パート職員の勤務パターンを一度書き出してみることから始めてみてください。
出典・参考
※制度の取り扱いは改定や自治体の運用で変わることがあります。実際のご対応は指定権者にご確認ください。
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