介護福祉士試験「介護の基本」対策 身体拘束の3要件を確実に得点にする勉強法
研修中、言葉に詰まった経験はありませんか
事業所の研修や勉強会で、身体拘束の3要件を答える場面があったとき、なんとなく分かっているのに、いざ言葉にしようとすると詰まってしまったことはないでしょうか。「切迫性」「非代替性」「一時性」という言葉自体は聞いたことがあっても、それぞれがどんな意味で、どういう順番で確認するのか、すぐには出てこない。現場では利用者の安全を考えて自然と体が動いているのに、試験や研修になると急に自信がなくなる。これは珍しいことではありません。
介護福祉士の資格取得を考えている方の中にも、実務経験を積みながら勉強を始めたけれど、「介護の基本」という科目で足踏みしている人は多いはずです。医療的な知識や制度の数字が多い科目に比べると、「介護の基本」は現場感覚と重なる部分が多いぶん、逆に「知っているつもり」で終わってしまいがちです。
なぜ「介護の基本」で点を落としやすいのか
「介護の基本」は、介護の理念や倫理、身体拘束の禁止、虐待の防止といった、現場で働くうえでの土台になる考え方を扱う科目です。日々の業務の中で自然に身についている部分もあるため、勉強を後回しにしやすい科目でもあります。
ただ、試験ではこの土台の部分こそ、言葉の定義を正確に問われます。たとえば身体拘束は、緊急やむを得ない場合に限り、切迫性・非代替性・一時性という3つの要件をすべて満たしたときにだけ検討されるものとされています。現場では「本人の安全のため」という理由だけで判断してしまいがちですが、試験では、この3要件のどれが欠けているかを見抜く問題として出されることがあります。
つまり、現場での経験があるからこそ「分かっているつもり」になりやすく、逆に言葉の定義があいまいなまま試験に臨んでしまう。これが「介護の基本」で点を落とす一番の理由だと感じています。
頻出の原則を確実に取るための勉強法
こうした科目で点数を安定させるコツは、新しい知識を増やすことよりも、限られた原則を何度も確認して、言葉のまま思い出せるようにしておくことです。身体拘束の3要件のように、繰り返し出てくる原則はそれほど多くありません。数を絞って、その分だけ精度を上げる勉強法が向いています。
具体的には、一つの原則について「名称」「意味」「具体例」の3点セットで覚えておくと、問題文の言い回しが変わっても対応しやすくなります。身体拘束の3要件であれば、
- 切迫性:本人や周囲の生命・身体が危険にさらされる可能性が著しく高いこと
- 非代替性:身体拘束以外に代わる介護方法がないこと
- 一時性:身体拘束はあくまで一時的なものであること
という形で、自分の言葉に置き換えて整理しておくと、当日の問題文の表現が違っても迷いにくくなります。
勉強の時間を長くまとめて取るのが難しいという方も多いと思います。夜勤明けや休憩時間の合間に、少しずつ知識を確認できる方法を探している方には、一問一答形式で繰り返し解く勉強法がおすすめです。福ひろばラーニングでも、介護福祉士国家試験の一問一答を1,000問用意していて、20問までは無料で受講できます。移動時間や休憩の合間に、身体拘束の3要件のような頻出の原則だけを集中して解き直す、という使い方をしている方もいるようです。まとまった時間が取れない中でも、原則の部分だけ繰り返し確認しておくと、本番で迷いにくくなります。
まとめ
「介護の基本」は、現場での経験があるぶん「分かっているつもり」になりやすい科目です。身体拘束の3要件のように繰り返し問われる原則は、名称・意味・具体例をセットで整理しておくことで、言い回しが変わっても対応できるようになります。限られた時間の中でも、頻出の原則を何度も確認しておくことが、確実な得点につながります。
出典・参考
▶ 高齢者虐待防止法に基づく対応状況等に関する調査結果(厚生労働省)
※試験の日程・受験資格・出題範囲は年度によって変わります。必ず公式の案内をご確認ください。
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