介護福祉士試験、間違えた問題をどう解き直す?身につく復習法
夜勤明けの帰り道や、休憩時間の10分、寝る前のベッドの中。介護福祉士の試験勉強は、まとまった時間を確保するのが難しい人がほとんどだと思います。過去問を解いて、丸をつけて、間違えたところに赤ペンで印をつける。ここまではやっている人が多いはずです。
問題は、その後です。間違えた問題を見返す時間がないまま、次の過去問集に手をつけてしまう。あるいは同じ問題集を1周した達成感だけで満足してしまう。心当たりのある方は少なくないのではないでしょうか。実際、問題を解く回数と、身についているかどうかは別のものです。間違えた問題との付き合い方次第で、同じ勉強時間でも定着のしかたが変わってきます。
なぜ間違えた問題をそのままにしてしまうのか
現場で働きながら勉強していると、時間の使い方はどうしても「新しい問題を解く」ことに偏りがちです。理由は単純で、新しい問題を解いているほうが「進んでいる感じ」がするからです。間違えた問題に戻る作業は、地味で、達成感が得にくいものです。
それに加えて、なぜ間違えたのかを整理する余力がないという事情もあります。夜勤明けで頭が回らない状態で問題集を開いても、正誤だけ確認して終わってしまう。これは怠けているわけではなく、時間と体力が限られている中で当然起きることだと思います。
ただ、間違えた問題をそのままにしておくと、同じ問題を数か月後にまた間違える、ということが起きやすくなります。介護福祉士試験の出題範囲は科目数が多く、範囲も広いため、一度きちんと整理しておかないと、同じ知識のあいまいさを何度も繰り返すことになりがちです。
解き直しをどう組み立てるか
間違えた問題との付き合い方で意識したいのは、「なぜ間違えたか」を一言でいいので言葉にしておくことです。選択肢の言い回しに引っかかったのか、そもそも知識が抜けていたのか、時間に追われて焦って選んだのか。理由によって、次にやるべきことが変わります。
言い回しに引っかかった場合は、同じような表現のパターンを意識して読み返す練習が有効です。知識が抜けていた場合は、その周辺の内容を軽く読み直しておく必要があります。焦って選んだ場合は、次に似た場面が来たときに一呼吸置く癖をつける、という対策になります。
そのうえで、解き直すタイミングも意識しておくとよいです。間違えた直後にもう一度解いても、答えを覚えているだけで身についたとは言えません。数日空けてから解き直すと、本当に理解できているかどうかが分かります。1回目で間違えて、数日後にもう一度間違えたら、そこは自分の弱いところだと判断できます。逆に2回目で正解できれば、ひとまず定着したとみてよいと思います。
問題集をノートに書き写す時間まではなくても、間違えた問題番号だけをメモしておく、というやり方であれば続けやすいという声もよく聞きます。スマホのメモ機能でも構いません。大事なのは、間違えた問題がどこにあるのかすぐ分かる状態にしておくことです。
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解き直しを習慣にするための工夫
解き直しは、頑張って一気にやろうとすると続きません。1日に間違えた問題を全部見返そうとするより、「今日は3問だけ解き直す」くらいに区切ったほうが、結果的に続けやすいです。介護の仕事は日によって疲れ方が違うので、その日の体力に合わせて量を調整できる仕組みにしておくと無理がありません。
また、間違えた問題を一度ノートやメモにまとめておくと、試験直前の見直しにも使えます。直前期にすべての範囲を復習するのは現実的ではないので、「自分が過去に間違えた問題だけ」を集めた自分専用のリストがあると、限られた時間を効率よく使えます。
同じ職場で受験を考えている人がいれば、間違えた問題を出し合うのもひとつの方法です。休憩中に「この問題、なんで間違えたと思う?」と話すだけでも、自分では気づかなかった思い込みに気づくことがあります。ただし、これは職場の状況によってできる人とできない人がいると思うので、無理に取り入れる必要はありません。ひとりで解き直しを続けるだけでも、十分に効果はあります。
まとめ
間違えた問題は、解き直して終わりではなく、なぜ間違えたのかを言葉にしておくことで次に活かせます。数日空けて解き直すと、本当に身についたかどうかが見えてきます。無理のない量に区切って続けることが、忙しい現場で働きながら勉強を続けるコツだと思います。
出典・参考
※試験の日程・受験資格・出題範囲は年度によって変わります。必ず公式の案内をご確認ください。
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