介護の勉強が続かない時期の乗り越え方|やる気に頼らない仕組み作り

夜勤明けの体で参考書を開いたけれど、数ページで眠くなってそのまま閉じてしまった。休みの日は家事や自分の用事を済ませているうちに一日が終わってしまう。そんな経験がある方は多いと思います。介護の仕事は身体を使う時間が長く、勤務時間も日によってばらばらです。「今日はやる気が出ないから明日にしよう」と先延ばしにしているうちに、気づけば一週間、一か月と勉強から離れてしまうこともあります。

やる気に頼ると続かない理由

勉強を続けようとするとき、多くの人が「やる気を出す方法」を探します。ですが、やる気というのは体調や疲労、その日の出来事に左右される、かなり不安定なものです。夜勤明けでへとへとのときに「よし勉強するぞ」という気持ちが自然に湧いてくることは、そう多くありません。

介護の現場で働いていると、利用者さんの対応や記録、申し送りなど、頭も体も使う場面が一日の中にたくさんあります。仕事が終わった時点で、気力の多くを使い切っているのが普通です。そこに「やる気を出して勉強する」というハードルを重ねると、続かなくて当たり前だと思います。

続けている人を見ていても、特別に意志が強いわけではないことが多いです。むしろ「やる気がなくてもできる形」を先に決めてしまっている人のほうが、結果的に続いているように感じます。

続く仕組みの作り方

仕組みを作るときのポイントは、判断する回数を減らすことです。「今日は勉強するかどうか」「何を勉強するか」「どこでやるか」を毎回考えていると、それだけで気力を使ってしまいます。あらかじめ決めておけば、迷う時間がなくなります。

具体的には、次のようなことを固定してしまう方法があります。

  • 勉強する時間帯を決める(休憩中の10分、寝る前の15分など)
  • 勉強する場所を決める(休憩室の椅子、自宅の決まった机など)
  • 一回でやる量を決める(一問一答を10問、テキスト1ページなど)

量は少なくてかまいません。むしろ「これくらいなら疲れていてもできる」という量に設定しておくことが大切です。10問なら5分もかからないので、夜勤明けでも「これだけならやってから寝よう」と思いやすくなります。

もうひとつ効果があるのは、記録を残すことです。カレンダーに丸をつける、手帳にチェックを入れるといった簡単な方法で十分です。続いている日数が目に見えると、それ自体が続ける理由になります。逆に一日空いても、記録があれば「昨日は休んだけど今日はやる」と切り替えやすくなります。

すきま時間を使う場合、机に向かう時間を新しく作ろうとしないことも大事です。通勤の電車やバスの中、休憩の合間など、もともとある時間の一部を勉強に充てるほうが、生活の負担になりにくいです。福ひろばラーニングは読むかたちのeラーニングで、7分で読み終わるコースを中心に作られているので、こうしたすきま時間との相性が良い作りになっています。

一問一答という選択肢

まとまった時間が取れない時期に向いているのが、一問一答形式の学習です。長い文章を読み込む必要がなく、一問ずつ答え合わせをして進められるので、疲れているときでも区切りをつけやすいという特徴があります。

福ひろばラーニングでは、介護福祉士国家試験の受験対策として一問一答を1,000問用意しており、20問までは無料で試すことができます。まとまった勉強時間が取れない時期に、休憩中や勤務の合間に少しずつ進める使い方をしている方もいます。受験を考え始めたばかりの方が、自分に合う進め方かどうかを確認する目的で使ってみるのも一つの方法だと思います。

介護福祉士の受験資格については、実務経験の年数などの条件が定められています。ご自身の状況に当てはまるかどうかは、詳しくは公式の案内をご確認ください。

続かない時期があってもいい

仕組みを作っても、まったく手をつけない時期が出てくることはあります。体調を崩したとき、家庭の用事が重なったとき、仕事が特に忙しい時期など、生活の中には勉強どころではないタイミングが必ずあります。そういうときに「また一からやり直しだ」と考えてしまうと、再開するハードルがどんどん上がってしまいます。

続けるコツは、途切れても仕組み自体は残しておくことです。時間帯や場所、一回の量を決めたルールは変えずに、再開するときはそのまま同じ形に戻ればいいだけです。ゼロから計画を立て直す必要はありません。空いた期間の分だけ、また少しずつ積み重ねていけば十分です。

まとめ

勉強が続かないのは、やる気が足りないからではなく、仕組みが整っていないことが多いです。時間・場所・量をあらかじめ決めておき、記録をつけることで、疲れているときでも続けやすくなります。すきま時間には一問一答のような短く区切れる形式が向いています。途切れた時期があっても、仕組みさえ残しておけば、また同じ形で再開できます。

出典・参考

▶ 介護福祉士国家試験(社会福祉振興・試験センター)

▶ 令和6年度介護報酬改定について(厚生労働省)

※試験の日程・受験資格・出題範囲は年度によって変わります。必ず公式の案内をご確認ください。

──────────

📚 福ひろばラーニングは、介護・障がい福祉で働く方のためのeラーニングです。7分で読み終わるコースに加えて、介護福祉士国家試験の一問一答を1,000問収録しています。

▶ 受験対策を無料で試す(20問)

▶ 個人会員のご案内(月500円・7日間無料)

※お勤め先で福ひろばラーニングを導入済みの方は、そのままご利用いただけます。

──────────

この記事の監修
監修者 塙 啓之
塙 啓之はなわ ひろゆき
株式会社はなひろ 代表取締役

介護業界で25年以上、現場・介護施設の管理者・ケアマネジャー(介護支援専門員)を経験。2013年に株式会社はなひろを設立し、福島県でデイサービスなどの介護事業所を運営。一般社団法人 全国介護事業者連盟 福島県支部 副支部長。現場と経営の両方の視点から、福ひろばラーニングの全コース・記事を監修しています。

会社概要を見る →
← ブログ一覧へ